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コラム:満州事変の首謀者


太平洋戦争は、関東軍の青年将校が暴走して中国戦線を拡大し、その暴走を政府や軍中央部が止められずに諸外国の批判と中国戦線の泥沼化を招いたことが発端と言われていた。

小学生の頃の私は、その話を聞いて

「陸軍青年将校とは誰か?」
「米国や世界情勢を知らぬ愚か者だったのか?」
「政府や軍中央部が止められなかったのは何故か?」

などの疑問を感じ、戦争に関する本を読み始めた。

私が特に「石原 莞爾(いしわらかんじ)」という青年将校に着目した。
満州事変の首謀者である。

ということは、石原が全ての元凶なのか?

否、石原は満州事変後の戦線拡大を危惧し、実際にやめさせようとしたらしい。しかし他の青年将校達は「あんたと同じ事をしてるだけだ!」と耳を貸さなかったという。中国戦線拡大や対米開戦に反対し、東条英機と対立した石原は、対米開戦前に予備役に編入されて、東京裁判の戦犯指定を免れた。

どうやら、石原自身は世界情勢を知り「満州国建国まではOKだがそれ以上はNG」と理解していたようだ。当時それだけの見識と満州事変を成し遂げた実行力は、ある意味天才的とも言える。しかし他の青年将校に石原の理念は伝わらず、石原のやり方だけを真似て「理念なき暴走」を招くことになった。

こうして見ると、石原の説得に応じなかった武藤章などの青年将校が悪いように思われるが、彼らの「あんたと同じ事をしてるだけだ!」という言い分にも一理ある。結局のところ、満州事変そのものを罪悪として認めないと、形だけ真似をする人達を止められないということらしい。
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テーマ : 軍事・平和
ジャンル : 政治・経済

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コラム:代理制民主主義の弊害

現在は、代表者を選挙で選び、代表者が政治を代行する‘代理制民主主義’である。

この制度には多くの欠点があるが、中でも‘主権を他人へ委譲する’ことを前提としていることが最大のネックである。このため、どうしても‘責任の所在が不明確’となりやすい。

1つ例を挙げよう。日本は現在700兆円以上の莫大な借金を抱えている。これは戦後60年以上続いた自民党政治の負の遺産である。しかし過去自民党に投票した人に対して「あなたが自民党に投票した結果、1人当たり700万円の借金を抱えました。700万円(4人家族なら2800万円)払ってください」と言って、素直に応じる人はいないだろう。

もちろん、自民党支持者だけが全責任を負うべき話ではない。歴代の大臣や有力議員の責任も大きいが、高級官僚や外郭団体にも責任の一端はあるだろう。しかし彼らの責任回避力は世界屈指であり、実際に責任を取らせることは不可能に近い。最後は‘国民全員が(増税等で)均等に負わされる’という結末になるのではなかろうか?そして誰も反省せずに同じ過ちを繰り返すわけだ。

私は日本人が大好きだが、日本人組織が大嫌いな理由はここにある。日本人は一人一人が自立した考え方を持っているのに、組織集団になるとなぜ愚かになってしまうのか?(そのヒント「日本人組織の欠点」はこちら)


最も残念なことは、過去の問題だけでなく、この先も状況改善の見込みが薄いことである。「このままじゃヤバい」と誰もが感じつつ、しかし(政治家も有権者も)自分の身に被害が及ぶとは思ってもいないので、誰も本気で取り組もうとしない。というか、真面目に取り組んだ人が貧乏くじを引くことになる(詳しく解説すると長くなるので省略します)。

以上が‘代理制民主主義’の弊害であり、似たようなことが過去に何度も繰り返され、またこの先何度も繰り返すわけだ。さすがにそろそろ脱却すべきではなかろうか?

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

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Na-7

Author:Na-7
SE(システムエンジニア)として約15年間システム系ソフト会社を勤めあげ、2008年3月退社。現在、ゲーム制作会社設立を目指して活動中。

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