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戦争が無くならない理由

◎小学生の質問

私は小学生の頃、

「なぜ戦争が起こるのか?」
「なぜ戦争が無くならないのか?」

と母に聞いたことがある。母の答えはこうだった。

「武器を売ってお金を儲けをする人がいるから」

つまり武器商人が諸悪の根源というのである。

小学生の私は、この答えにいまいち納得できなかった。親も先生も誰に聞いても、日本中の大人は皆「戦争反対!」と言っている。武器商人がいくら戦争したがっても、日本中の大人が反対したら一人で戦争できるとは思えない。他に何か根本的な問題があるような気がしてならなかった。

しかし母にこれ以上訪ねても、私が満足する答えは聞き出せそうになかった。そこで小学生の私は、学校や地域の図書館で戦争に関する本を読み漁った。戦国時代の軍記物や三国志などもこの頃から読み始めたが、特に日中戦争や太平洋戦争に関しては、最前線兵士の日記や母親達の空襲体験記、将官クラスの手記や捕虜になって生き残った人の半生記など、戦場の生々しい話から大本営発表の裏側まで、かなり多岐に渡って読んだ。

コラム:満州事変の首謀者

小学生の私は、ここで重要な理(ことわり)を学ぶことができた。

・戦争が無くならない理由

・日本人組織の欠点



◎戦争が無くならない理由

結論から言うと、戦争が無くならない理由はズバリ「貧困と格差」だ。他に宗教や利害関係なども対立の要因となるが、貧困と格差の問題が無ければ、全国民を巻き込んだ大戦争には至らない。

ちなみに、殺人や虐殺は恨みや利害関係等が動機となるケースが多く、貧困や格差とは縁遠いことが多い。

この違いは、戦争が「反撃されて殺されるリスクを伴う行為」であるのに対し、殺人や虐殺は「一方的に攻撃することを前提としたケースが多い」ことに起因する。つまり、貧困や格差がなくなれば「自分や家族や友人が殺されるリスクを負ってでも戦争をする理由が無くなる」ということである。

余談だが、イラクやアフガニスタンでテロが絶えないのは、宗教の対立というよりも、米国が強者の理論を優先して貧困と格差の問題を無視したことが原因と見るべきであろう。オバマ政権になってそのことに気付き始めたようだが、ブッシュ政権が世界中に焼き付けたイメージは、一朝一夕で消せるものではない。



◎日本人組織の欠点

日本人は‘本音’と‘建前’を使い分ける、世界でも稀な民族である。これが集団となり組織となると、世界でも類を見ない特異性を持つことになる。学校や職場では本音を出さず、周囲の顔色を伺い、他人に迷惑をかけないことを第一に考え、空気を乱す者はKYのごとく嫌われる。

これは日本人が‘和(皆仲良く)’を尊び、和(従来の仲の良い関係)を乱す者を嫌う心が根底にあるので、ある意味「長所」でもあるのだが、逆に致命的な「短所」となることも多い。

典型的な例に「チームワークの良さ」がある。
「一人は皆のために、皆は一人のために」を理想とし、組織の目的を果たすために、一致団結して闘う。
これは聖徳太子の仏教輸入以後、日本人の重要な価値観として伝統的に受け継がれてきた。

この組織の目的が公共の利益(広い意味では世界人類共通の利益)と一致する場合、その精神は称賛されるべき長所となる。しかし組織の目的が一度(ひとたび)公共の利益に反するようになると、その精神は大変厄介なシロモノに変貌する。

組織内の誰かが「これは良くない行為だ」と気付いても、反対すると組織のチームワークを乱すことになるので反対できない。というか、率先してチームワークを乱すような真似はしたくないし、実際に反対すると後が怖い。自らの立場が危うくなるだけでなく、家族や友人にまで危害が及ぶ可能性がある。

実はこの問題は日本の数千年の歴史の中で何度も慢性的に繰り返されてきた。

・ひとたび戦争への道を歩み始めると、反対する者は非国民とされるので反対できなくなった。

・ひとたび学校内でいじめが発生すると、止めようとする者は次のターゲットにされるので止められなかった。

・古い官僚組織が役目を終えたが、解散/縮小を求められるとこれに反対するのが当然とされ、同調しない者は閑職に追いやられた。

これはホンの一例で、昔も今もあちこちで日本人組織の特性が顕在化している。組織のために自己犠牲となった者を美談として称え、チームワークのさらなる強化を図ることもある。(戦死者を勇者や英霊として祀るなど)

これが日本人組織の欠点であり、学校も会社も政府も官僚もこの欠点を抱えた組織であることを認識すべきであろう。


…と、ここまでが小学生の頃の私が把握した理(ことわり)である。さすがに、「どう対処すべきか」まではわからなかったし、自分一人の力でどうにかできる問題とも思えない。しかし周りの空気に流されるだけではいけないことは重々理解した。
(それ以前に団体行動が嫌いなヒネクレ者であったがw)


その後、私は人生経験を重ねて「どう対処すべきか」を自分なりに模索し、解決することができた。話が長くなるので述懐はまたの機会とするが、そこで結果的に成功したのは、子供の頃から問題意識を持ち続けていたからであろう。

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ジャンル : 政治・経済

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SE(システムエンジニア)として約15年間システム系ソフト会社を勤めあげ、2008年3月退社。現在、ゲーム制作会社設立を目指して活動中。

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